痛み
「痛み」
(2009年9月~2012年10月頃作)
(2009年9月~2012年10月頃作)
子宮内膜症の患者は
戦前は少なかったらしい
医学が今ほど進んでいなかったため
見落とされていた患者もいたのだろうけど
戦前は初婚年齢が低かったということが理由として挙げられる
晩婚化が進み未婚の女性が増えた現代
子宮内膜症の患者は右肩上がりに増加している
結婚をしないことで
子どもを持たないことで
女性たちは世間様から
負け犬のレッテルを貼られらり
冷ややかな視線や嘲笑に晒されたり
不当な扱いを受けることが
多々ある
それに加え
自らの子宮からさえ
「はやく子どもを産まないと
不妊症になりますよ」
と せっつかれたりするのだから
やっていられない
低用量ピルや鎮痛剤で
身体をなだめて
自虐の笑いやたおやかな態度で
周囲を受け流して
下腹部の鈍い痛みを抱えながら
のらりくらりとその場をしのぎ
ふらりふらりと一日一日を歩いていく
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