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私が今まで書いてきた詩を掲載しています。 無いとは思いますが、無断転載(盗作)、複製等は禁止です。 閲覧者様の暇つぶしになれたら幸いです。

まぼろし

「まぼろし」(2023年2月14日作)

小さな船に乗りこんで
青い海の沖のほうへ向かっていく
潮風が、あなたの指先のように私の頬や髪を撫でる
ざらついた白い骨の粉と小さな花束を
船の上から散らしていく

これで本当にさよならだ
あなたとはもうさよならなんだね

ふと空を見上げると
分厚い雲の隙間から
日の光がスポットライトのように海を照らしていた
「天使のはしご」だ

食い入るように、その輝くはしごを見つめた
はしごを元気によじ登るあなたの背中を見た
名を呼べば、一度だけ振り向いて
私にきらめく笑顔をくれた

「天使のはしご」を見られた人は
幸せになれるって誰かが言っていた
そうだ 私は幸せ者だ
あなたと出会えたことこそが
私の人生で最高の幸福だ

私の肩を抱く思い出が、ほんのりとあたたかい
私はもう立っていることすらできなくなって
ただひたすら涙が止まらなかった
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