晩夏
「晩夏」
(2023年8月30日作)
夏が過ぎ去っていくことを
ヒグラシが告げている
通り慣れた帰り道が
見知らぬ路地裏に迷い込んだり
見慣れた神社のお稲荷様が
神隠しのように消えてしまったり
聞き慣れた豆腐屋の奏でるラッパが
不穏な兆しを伝えてきたり
今日が今日じゃないような
ここがここじゃないような
ぼくがぼくじゃないような
そんな気がして自転車から降りる
夕焼け空が灰色の雲に追い立てられている
きっともうじきにわか雨がくる
竹林が風に押されてざあっと響く
ぼくは急いで自転車をこぐ
夏の足跡が薄れていくことを
ツクツクボウシが告げている
はやく お家へ帰らなきゃ
夕立におそわれてしまう前に
夏が終わってしまう前に
(2023年8月30日作)
夏が過ぎ去っていくことを
ヒグラシが告げている
通り慣れた帰り道が
見知らぬ路地裏に迷い込んだり
見慣れた神社のお稲荷様が
神隠しのように消えてしまったり
聞き慣れた豆腐屋の奏でるラッパが
不穏な兆しを伝えてきたり
今日が今日じゃないような
ここがここじゃないような
ぼくがぼくじゃないような
そんな気がして自転車から降りる
夕焼け空が灰色の雲に追い立てられている
きっともうじきにわか雨がくる
竹林が風に押されてざあっと響く
ぼくは急いで自転車をこぐ
夏の足跡が薄れていくことを
ツクツクボウシが告げている
はやく お家へ帰らなきゃ
夕立におそわれてしまう前に
夏が終わってしまう前に
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