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私が今まで書いてきた詩を掲載しています。 無いとは思いますが、無断転載(盗作)、複製等は禁止です。 閲覧者様の暇つぶしになれたら幸いです。

存在意義

「存在意義」
(2026年2月14日作)

こうして詩を書くことで
何の意味があるのだろう
詩を書いたところで
亡くなった人が生き返るわけでもなし
届けたかった言葉が届くわけでもなし

私があなたの詩を書くことは
ただの陳腐な自己救済
私があなたの詩を書くことは
ただの独りよがりの自己憐憫

こうして詩を書くことで
何の意味もない
何の役にも立たない

そんな詩があってもいいと
許してくれる人が存在することで
やっとこの詩は詩として成り立つ
……の、かもしれない
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矛盾

「矛盾」
(2026年1月27日作)

「神はいる」って言うけどさ
神は困っている人を助けてくれるような
ヒーローではないんだよね
大切な人の病を治してくれるわけでもないし
今にも消えそうな命のともし火を守ってくれるわけでもないし
聖地の奪い合いを解決させるような
言葉を送ってくれるわけでもないし
同性愛や中絶に関して
現代的なアドバイスをくれるわけでもない
だからみんな泣いてるし
時には暴力的にもなるし
最悪殺し合いや戦争にまで発展する
いくら熱心に祈りを捧げても
現状は何も変わらないじゃないか
「神なんていないよ」なんて言ったら
火刑に処されそうだけど
そもそも神は民の平和を望むものなんじゃないの?
それなのに似たような宗教の
似たような信者同士で
いがみ合っているのは
なんだか矛盾してないか?
世界はいつになったら平和になるの?
人々は永遠に血を流し続けるの?
「神はいない」と言いながらも
それでも心のすみで神という存在に
すがりつきたくなる私は
愚かで弱くて誰よりも
神からの救済を待っている

動物賛歌

「動物賛歌」
(2026年1月20日作)

動物園の太い檻は
ことごとく なぎたおせ
ゾウはその巨体を揺らし
アフリカへ帰るといい
ライオンはたてがみを風に受け
百獣の王たる威厳を示すといい

猿は実り豊かな山へ
イルカは深い青の海へ
白熊は北極へ
ペンギンは南極へ
皆それぞれ生まれ故郷へ戻るといい

人間が作り 人間が閉じ込めた
その窮屈な檻の中で
生を全うする必要なんてない

君たちは見世物ではない
君たちは生き物だ
自由を謳歌したいだろう
君たちは 尊い命と心を持つ生き物だ

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悲劇の聖女

「悲劇の聖女」
(2026年1月22日作)

フランスの救世主ジャンヌ・ダルクは
王様へ冠を与えたのに
王様は恩を仇で返しました
ジャンヌはイギリスに捕まって
牢屋に閉じ込められ
怒鳴られ、穢され、罵られ
最期は十字架にくくりつけられて
火あぶりの刑に処されました
焼け残った心臓も骨という骨も
余すところなく灰にされ
セーヌ川へ流されました

ジャンヌの全身を包んだ炎は
どれほど熱かったことでしょう
ジャンヌの遺灰が落とされた川の水は
どれほど冷たかったことでしょう

ジャンヌが魔女だと決めつけられても
酷い辱めを受けたとしても
ジャンヌが敬虔なキリスト教徒で
清らかな聖女であるという事実は
今後覆ることはありません

死後の世界で
ジャンヌはきっと神様からも
愛されたに違いありません

十九年という短い人生
戦地で馬に乗り旗を持ち
駆け抜けたジャンヌ
今、天国にいるあなたは
どんな顔をして
私たちを見下ろしていますか?